この小説は自分の書いている「零 紅い蝶 死に逝く村」の続編という形になっていますが、内容は全く違うので「なんじゃこりゃ!ヴォケ!」と思われる方は読まないほうが無難です。かなり下手だと思うのでご了承下さい。キャラクターの性格は壊れているキャラクターと壊れていないキャラクターとたまに壊れるキャラクターの3タイプがあったりします とりあえずこの小説主人公というものがあまり明確ではありません(ぇ) 時には紗重や村人3人組の視点で書いたりすることもあります。 あの日から闇から開放され幸せに暮らせるはずだった……… だが、人生はそんなに甘くは行かなかった……… 立花、逢坂家、桐生家は「これ以上黒澤家のアホ共に村を任せるわけにはいかない!」と口々に反旗を翻した。それを聞いた黒澤家当主は反乱勢力を叩かんと屋敷に戦力を総動員し抗戦の構えを崩さなかった。 「なら、貴様らを潰して白黒つけようではないか!」ということで誰も語ろうとしないくだらない戦いが始まろうとしていた……… 〜早朝黒澤家大広間にて〜 とても懐かしい朝だったが、大広間の方からはバタバタと忙しそうな足音が聞こえてくる。紗重は横の部屋で眠っていた八重の部屋の扉を叩いた。 数分間経ち八重は眠そうに目をこすりながら部屋から出てきた。 「ん………八重どうしたの?」 「うん………大広間の方がバタバタしてて」 それを聞いて八重は半分呆れかえったような表情を浮かべた。 「ああ、昨日紗重早く寝ちゃって聞いてなかったんだっけ。お父さんが立花家と逢坂家を叩き潰すって張り切ってたよ」 「そうなんだ………」 八重の言葉を聞いた時紗重は一瞬あることが頭に浮かんだ。逢坂家は特に潰しても問題無いとして立花家は我が宿敵千歳ちゃんがいるはずだ。 (八重を惑わす千歳ちゃんがいなくなれば………) グシャッ! そんな事を考えると紗重の拳にも思わず力が入りドアノブを握りつぶしていたようだ。紗重はそんなこと微塵も気にせず手首をコキコキと鳴らし八重の後を追った。 (ついでに親父にも消えてもらおうか………名誉の戦死としてね♪) 紗重は嬉しそうにスキップしながら大広間に向かって行った。この先何があるか知らずに……… 〜同時刻 立花家広間〜 黒澤家とは違い誰も起きてはいないのだろうか、物音一つしなかった。睦月は壁に取り付けられている時計を眺めた。 「まだ、あと1時間くらい寝れるな」 そういうと再び布団の中に潜り込んだ。それもそうだろう、もう少しで本格的な春になるのだが相変わらず朝は冷え込むからだ。だが、その後起こることに睦月は「不幸はいつ起こるか分からない」ということを身をもって知ることになる。 ガンッ!ガンッ! 台所からだろうか金属同士が激しくぶつかりあう音が大音響で聞こえてくる。 (ったく………こんな朝早くから誰だよ。紗重か………いや、間違いなく音が聞こえる前に俺は死んでるな) そんな事を考え思わず苦笑いしているとその音は徐々に睦月の部屋に近づいてきているのが分かった。 「お兄ちゃん〜!起きろ〜!」 静まり返る屋敷に響き渡る少女の大声。これは間違いなく紗重ではなく千歳ということが分かる。 (確か睦月は朝から桐生家だったな………) 「起きろ〜!起きろ〜!」 その間にも千歳はこのくそ寒い朝から大声で叫んでいるが、睦月は一向に起きる気にはなれなかったので千歳には可愛そうだがそのままもう一眠りしようとした時……… 「うぅ〜これなら起きるかな」 廊下ではガサゴソと何かを探している音が聞こえてくるがそれが何なのかは睦月には分からなかった。「所詮子供の遊びだろ?」と思いつつ再び寝つこうとした時、 「あった、あった」 ザーッ 千歳は何か大きな物を重たそうに抱きかかえ睦月の部屋に入ってきた。仕方なく睦月も無視するのも可愛そうなので布団から顔を少し出していた。 その時睦月は千歳の持っているものに思わず目を疑った。 「な、なんだそれは?」 そう聞くと千歳は嬉しそうに答えた。 「えっとね、桐生家のおじちゃんにいい機会だからあげるって」 (あげるなよ………) 思わず突っ込みたくなったが、今は止めておいた。とりあえず目の前にあるでかい筒のようなものが何なのか聞く必要があった。 「えっと………説明書によると「対紗重用337mmプラズマ光電子・射影機「グレバス」紗重以外には何があっても絶対に向けないで下さい。 命は保障できませんのでご了承下さい。だそうだよ」 (なんて説得力の無い説明書だ………) 千歳は嬉しそうに説明してくれているが銃口は俺に向けられているのは確かだ。 (あの無敵少女紗重用か………てか撃たれたら死ぬな) 「頼む!そんなでかい物を向けないでくれ」 「駄目だよ〜。お兄ちゃん起きなかったもん〜」 「ちょっ………」 睦月は千歳に弁解しようとしたが、千歳が引き金を引く方が早かったようだ。その瞬間轟音とともに睦月とその部屋は空の彼方に消えていった。 「ありゃりゃ………そのうち帰ってくるよね。これで朝千歳と遊んでくれるかな〜」 そう言い残し嬉しそうに千歳は部屋を後にした……… 一見楽しそうな生活だが、徐々に黒澤家の魔の手は村中に進行していた……… (用語解説) 対紗重用兵器…元々の創始者は桐生家の3代目当主あたり。本来は「対黒澤家用兵器」だったが、一騎当千状態の紗重に対抗するため現在の桐生家当主が開発したもの。 本来は桐生家作成の人型機動兵器「アザミール」に搭載される予定になっている。 対紗重用337mmプラズマ光電子・射影機「グレバス」…「アザミール」に搭載予定の武器をテストするために千歳に渡したいわゆる試作型。 主に中距離での紗重を攻撃するために作られた射影機。威力の方は封影機の約40倍の威力らしく宮司などには影も形も残らなくなる。 本来の射影器よりかなりおおきくなぜ千歳が軽々と使いこなしたかは不明。睦月も生きているか今のところ不明。多分生きている予定………